【謝恩価格本】私の影を踏まないで
光と影の七つの断章*人間の魂とは天の摂理に対してなんと従順なのだろう…傷つける者も、奪う者も、裏切る者も、…あの神々しいあかね浄土の世界では、取るに足りない粉塵のような人間たちの蛮行にすぎないのだろう。『あかね浄土』*「芸術は深く理解すれば…行き着く先は宗教なのかもしれない。でも信仰は神さまのご機嫌うかがいではなく常に問い糺すことだと思うの」『マイノリティー』*遂にやってしまった! 刹那的快感がわきあがった。それはずっとながい間自分の体の何処かでくすぶっていて、外へ出たくてむずむずしていたのだと気づいた。『処方箋』