【謝恩価格本】夏が来ても折られた向日葵は:新冠着山殺人事件?
信州の高原別荘地で見つかった男の焼死体。現場から見つかる特殊防火液体……事件の真相に迫るいま、大東亜戦争の闇が浮かびあがる──聞いて欲しい 命の叫びを戦争に便乗して最大の殺戮事件を実行したのは誰だ。忘れてはならない時代の慟哭を綴る衝撃の社会派ミステリー。生者よ、生まれたときにはもう運命が規定されていて、どうすることもできないのが人生だろうか。そこに誕生の意義があるのか。この世に生まれた者のアイデンティティは何か。この論理は、誤魔化しか? 真実か? (本文「八」より)