【サイン本】牡猫ムルの人生観

【サイン本】牡猫ムルの人生観
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祖先に『長靴をはいた猫』を持ち、捨てられた子猫時代にある魔術師に助けられ、主人の机の上で、彼が本を音読するのを聴き、文字を目で追い、ドイツ語を習得した牡猫ムル。羽根ペンで自伝を書くようになると、近くにあった『クライスラー伝』のページを破っては、吸い取り紙として挟み込んでいたため、編集人ホフマンがその原稿を出版社に渡して、出来上がってみると、ムルの自伝は『クライスラー伝』とのつぎはぎの二重構造の作品になっていた! しかも『クライスラー伝』の部分は犯罪小説仕立て、という奇怪な物語なのである。