過去と思索(第四分冊)

過去と思索(第四分冊)
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一八四八年六月、革命後のフランス臨時政府による民衆への大弾圧が起きた。血塗られたツァーリの暴虐を遥かに超えるパリの惨劇は、ゲルツェンの思想を新しい境位に導く。専制支配はペテルブルクだけではない、ここにもある。かくして西欧への幻想は消えた。亡命後のゲルツェンを大きく揺さぶる出来事が続く。(全七冊)