カーテンコールはきみと 幽霊部長の銀河鉄道

カーテンコールはきみと 幽霊部長の銀河鉄道
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一度、逃げだしたわたしでも
また、ステージに立っていいのかな

部員がつぎつぎやめて
自分も幽霊部員になってしまった過去をもつ冴島。
部長なのに、と悔やみつづける彼女は、
真意の読めない後輩、高科から
卒業公演で主演をするよう勧められる。
とまどいながらも、冴島は
部員とともに中学最後の舞台にのぞむ。
演劇部シリーズ第2作!


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 たくさんのものをみんながくれた。
 おかげで、こうしてここに立てた。
 わたしは、こんなふうにみんなと作る演劇が大好きだ。
 ツラいこともあった。けど、それでもやっぱり演劇が好きなのだ。幽霊部員になっても、退部届はだせなかった。それくらいには好きだった。
 やめなくてよかった。
 つづけられてよかった。
 そう思えるようになれて、本当によかった。

(本文より)

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