統一教会との闘争、22年

統一教会との闘争、22年
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2002年、街頭で偽装勧誘活動を偶然、目撃したのをきっかけに、統一教会とかかわるようになった著者。
いくつかの仕事を掛け持ちしながら、週の半分ほどを偽装勧誘阻止や取材活動に充ててきた。
さまざまな嫌がらせ、脅迫、圧力を受け、世間では「オワコン」となっていた問題をなぜ追求し続けられたのか。
世間に衝撃を与えた組織との格闘と、鈴木エイトであり続けられた背景をたどる。
はじめに

第一章 黎明期
仕事の帰り、渋谷の雑踏で
一人で始めた理由
偽装伝道に対抗するための理論武装
会社の倒産を機に独立
心やさしい信者たち
痴漢狂言被害
思いがけない助太刀
アイドル勧誘員
反撃に出る教団ーー尾行、暴行、脅迫
「新世」勧誘員から殴打
不審な電話、統一教会の工作員か

第二章 ビデオセンターでの攻防
「エイトのブログ」開設
ニューセンチュリーYOKOHAMA
青年部ビデオセンター「VOiCE」で軟禁
ビデオセンターから受講生救出
偽装ボランティアグループとの攻防
教団関係者との非公式会談

第三章 新世事件の衝撃
追い込まれる勧誘員たち
各地で相次ぐ被害報告
ついに教区事務所と地区教会にガサ入れ
動揺する信者を諭す幹部
大手メディアからの取材

第四章 『やや日刊カルト新聞』創刊、「鈴木エイト」の誕生
大学の対応の差がカルト被害の分かれ目に
青年ボランティアグループの偽装活動
横浜市の後押しまで得たボランティアグループ「ラブグリ」
被災地の公立中学校でコンサート
ボランティア活動からビデオセンターへの誘導
震災への義援金を信者献金で補てん
潜入取材、指名手配 教団の抵抗
内部文書に記された高額献金させる卑劣な手法
韓国で日本人の女性信者が夫を殺害

第五章 教祖の死、多方面への侵食、そして教団名変更へ
92歳、教祖の死
家が一軒買えるほどの献金
現場の信者はATMなのか
教育現場への浸食
病気の恐怖とニセ科学
名称変更はなぜ認められたのか

第六章 2世問題とメディアの追及
ライフワークとしての「2世問題」
2世たちが開いた集会
地方ラジオ局の番組DJに教団責任者の夫妻
メディアに対し先鋭化する教団

第七章 政治家に問いただしたい
信者を使い捨てた足立区議
総理大臣の「後ろ盾」を得て勢い付く教団
政界工作とバーター
安倍一強時代、完全アウェイな状況で
国会議員による虚偽通報と刑事告訴ーー山本朋広防衛副大臣
菅原一秀経済産業大臣
追及逃れのために刑事告訴、個人情報を連呼
安倍氏のビデオメッセージ事件

第八章 2022年7月8日、そしてーー
衝撃に飲み込まれる
各メディアへデータを無償で渡す
鈴木エイト訴訟三部作
長きにわたるネガキャン
解散命令確定へ「終わりの始まり」
書き続けるために

あとがき