朝を待つなら海の中

朝を待つなら海の中
  • レーベル

  • 出版社KADOKAWA
  • ISBN9784048113465
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わたしは冴えない人間だ。

何かに選ばれることもなく、語れるなにかがあるわけでもなく、目を引く美しさも持っておらず、天使のようにやさしくもない。
社会にしがみついて、なんとなくできることをなんとなくやって生活している。
どうにかそれっぽく見える皮膚を張りつけているだけで、一枚一枚はいでいけば、残るのは「くだらない」の文字だけだろう。
ーはじめに より

Xで日常の孤独と不安と憧憬を綴る、無傷初エッセイ。
はじめに
第1章 海がみたい
第2章 大人、夜、孤独。
第3章 また今日も間違えた
第4章 本当なんてないのに
第5章 気がつけば、海
おわりに