恋する検事はわきまえない

恋する検事はわきまえない
  • レーベル

  • 出版社小学館
  • ISBN9784094074123
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空気を読まない女検事、降臨!

人が人を裁けるのかーー
「正義」の番人たちの懊悩に迫る人情検察小説。

「特捜部初の女性検事」として期待と嫉妬を一身に背負う常磐春子は、着任早々、下水道事業の五社談合事件を任された。落とし所は末端社員たちの摘発ーー。しかし、取り調べ中に闖入してきた被疑者の幼なじみによって、捜査は思わぬ方向に転がり始めた。

築地の魚屋で働く男は、被疑者を庇いながら言葉を吐く。
「おれはよ、法に背いたのは人間じゃねえ気がするんだ。人間の周りを囲んでいる全体みたいなもんだ」
覚悟を決めた春子は、検察幹部仰天の一手に出た(表題作)。

見習い検事の倉沢ひとみが異動先の鹿児島で一騒動を起こす「ジャンブルズ」、小倉支部の万年窓際検事・久我周平が組織から孤立しながら凶悪暴力団に立ち向かう「海と殺意」ほか、全4話の連作短編集。
シャベルとスコップ
ジャンブルズ
恋する検事はわきまえない
海と殺意
健ちゃんに法はいらない
春風
解説 頭木弘樹
転がる検事に苔むさず

小学館

転がる検事に苔むさず

直島 翔

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