千歳くんはラムネ瓶のなか(6.5)

千歳くんはラムネ瓶のなか(6.5)
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ばいばい、恋した一度きりの夏。

「ばいばいみんな、また二学期にな」

それぞれの思いが花火のように夜空を染めた夏。
少女たちは、再び手を伸ばす。

心の奥に沈む、大切な月を掬えるようにと。
熱く駆けぬけた季節を終わらせ、もう一度歩き出せるようにと。
終わりはきっと、なにかの始まりだから。

短夜を彩る珠玉の「長篇」集。
ーーだから、ばいばい、人生で一度きりの夏。
千歳くんはラムネ瓶のなか(6)

小学館

千歳くんはラムネ瓶のなか(6)

raemz裕夢

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