邯鄲の島遥かなり(下) 発売日2024.11.28 著者/編集貫井 徳郎 レーベル新潮文庫 出版社新潮社 ISBN9784101499161 天皇陛下がラジオで敗戦を告げた。神生【かみお】島には残っている建物はひとつもなく、一橋産業は財閥解体により経営が崩壊。一橋家あっての神生島の時代は終わった。一ノ屋の血を引く信介は、くがとの定期船を再開させるなど、獅子奮迅の活躍で島を復興へと導く。時代が変わり、一ノ屋の存在意義が薄れても、イチマツ痣は子から子へと体に刻まれ受け継がれるーー。著者渾身の大河小説、感動の大団円。