昭和時代回想
初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた
日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。
穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。
巻末に書き下ろしエッセイを増補する。
日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。
穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。
巻末に書き下ろしエッセイを増補する。