数えずの井戸

数えずの井戸
楽天で購入 Amazonで購入
欠けている男、満ちあふれた男。足りている女、求め続ける女。数える男、数えられない男。それぞれの生を映す瞑く冷たい井戸の縁で、ただ静かに狂う歯車ーそれは、はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。江戸時代、人口に膾炙し怪談となった「事件」を、当代きっての戯作者・京極夏彦が独自の解釈で語り直す人気シリーズ、待望の第三作。