刺さり種・語り種

刺さり種・語り種
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ボーっと日常を過ごしているようでも、人の思考が途切れることはない。月にまで行く現代人は「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」と詠んだ芭蕉を超えて、夢を宇宙に巡らすか?
いやさ、芭蕉の日常性にこそ奥行きがあり、さり気ないことが人それぞれに意味を持つ。そんな著者の心に刺さった出来事を書き留めて「刺さり種(ぐさ)・語り種(ぐさ)」となった。