お父さん、ありがとう

富山のお医者さん、内科医・滝林先生のおもしろエッセイ

富山の内科医・滝林正浩先生のおもしろエッセイ。
子ども時代、やんちゃ過ぎて家族・親族を振り回した滝林先生は40歳の声を聞き、
また、3年前に自身が父親になったことから人生を振り返ることが多くなった。
その都度頭をよぎるのは、確執のあった家族、特に厳しかった実父のことばかりだ。
高校時代、将来について考えた滝林先生は、
「医学部に行くなら自分で勉強したほうが効率的だ」と勝手に判断し、
実父の大反対をおしきり高校を辞めてしまった。
しかしその後、勉強することから遠ざかり浪人生活は4年目に突入。
実父とはますますギクシャクする日々が続いた。
それでもやっとの思いで国立の医学部に合格した時、
実父は「出たな、逆転満塁ホームラン! 」と喜んでくれた。
父親の存在、親子の絆、家族についてあらためて考える機会を与えてくれるエッセイ本。
「やんちゃな子どもをお持ちの親御さん、医者になりたい人、
家族に対して感謝の気持ちを伝えることに躊躇している人に読んでもらいたいと思います(著者)」

1誕生
2父
3母
4妹
5床屋さん
6パカッ
7幼稚園
8研究
9小学1年生
10カッコいい剣
11サッカーボール
12サッカーシューズ
13小学3年生
14駄菓子屋
15あだ名
16テスト
17壁くん
18ごみ
19テニス
20中学1年生
21目標
22高校入学
23高校中退
24迷走
25大検
26あいまいさ
27医学部合格
28学生食堂
29大学3年生
30神様の声
31カレーライス
32開業医
33大震災
34高級車
35外科研修
36祖父
37タタタ
38化石
39お返し
40自己申告
41ピアノ
42生命力
43ともだち
44子ども
45大きな愛
46ステーキ
47縁
48お父さん、ありがとう