剣法一羽流

剣法一羽流
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伝説の剣豪・塚原ト伝に師事し常陸の国で一派を打ち立てた諸岡一羽斎は、このところ病状が悪化し床に就くことが多くなっていた。三人の弟子のうちで最も剣の腕が立つ根岸兎角は、師匠の看病もよくしていたが、ある日剣の秘伝書を盗み失跡してしまう。
残る二人の弟子、小熊と泥之助は激怒し、秘伝書を取り返すべくその後を追おうとしたが、師匠は二人が追うことを許さなかった。
数年後、剣を腕を鍛え上げた小熊は江戸へ発ったがー。
表題作『剣法一羽流』ほか、運命に翻弄されながら生き抜く男たちの姿を描く池波正太郎初期短編時代小説四作品を収録。
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剣法一羽流