洲之内徹ベスト・エッセイ1

洲之内徹ベスト・エッセイ1
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戦争体験を引きずり、癒されない飢餓を抱えながらも、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。屈託のある名文を選んだアンソロジー

異才の名文、ここによみがえる!
凄惨な戦争体験に裏づけられた人間洞察と、定見を軽々と超えていく
卓抜な文章で、美のなんたるかに肉薄する随想の極北

「買えなければ盗んでも自分のものにしたくなるような絵なら、まちがいなくいい絵である」。かつて小林秀雄が「今一番の批評」と称賛し、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した洲之内徹。陰惨な戦争体験を引きずり、癒すことができない飢えを抱えながら、屈託のある達観の文を書いた。振り返られることが少なくなった異才の随想を、稀代の美術評論家・椹木野衣が選りすぐったコレクション。 
画廊のエレベーター  
海老原喜之助「ポアソニエール」  
松本竣介「ニコライ堂」  
中村彝と林倭衛  
鳥海青児「うづら」  
森田英二「京都花見小路」  
四畳半のみ仏たち  
山荘記  
海辺の墓  
続 海辺の墓  
銃について  
セザンヌの塗り残し  
フィレンツェの石  
村山槐多ノート(一)  
月ヶ丘軍人墓地(一)  
その日は四月六日だった  
朝顔は悲しからずや  
モダン・ジャズと犬  
守りは固し神山隊  
〈ほっかほっか弁当〉他  

解説 洲之内徹 狂狷と気まぐれ  椹木野衣
洲之内徹ベスト・エッセイ2

筑摩書房

洲之内徹ベスト・エッセイ2

椹木 野衣洲之内 徹

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