17の鍵
早朝のベルリン大聖堂に深紅の血が降り注ぐ。丸天井の下には女性牧師が吊り下げられていた。殺人現場に駆けつけたトムバビロン刑事は、さらに信じがたいものを目撃する。被害者の首にはカバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。それはトムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあった鍵と同じもので、10歳で失踪した妹が持ちだしたままだった。なぜそれがここに? トムは臨床心理士のジータと捜査を始めるが……。本国でシリーズ累計43万部、圧倒的スピードで疾走するドイツミステリ連続刊行第1弾!