炭酸水と犬
「もうひとり、彼女ができたんだ」。付き合って九年、同棲して四年。結婚間近と思っていた恋人・和佐からそう告げられた二十九歳の由麻。和佐は「由麻と別れたいわけではない」「ただ、もうひとり、どうしても付き合いたい人ができた」と言い出し、由麻は混乱する。怒って別れればよいのか、一時の過ちだと思って待てばよいのか、歪な関係を受け入れたらよいのかーー愛していた日常はどうすれば戻って来るのか。恋の痛みが走る著者デビュー作、待望の文庫化。
【紙書籍初版限定! 本編後日談短編「緑の休日」が読める、QRコード付き】
【電子書籍限定! 由麻の同僚・丹羽さん視点の後日談短編「旅とハンカチ」を収録】
※本書は二〇二一年三月にKADOKAWAより刊行された『炭酸水と犬』を加筆・修正し、文庫化したものです。
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※本書は二〇二一年三月にKADOKAWAより刊行された『炭酸水と犬』を加筆・修正し、文庫化したものです。