紫蘭後宮仙女伝

紫蘭後宮仙女伝
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大草原で暮らす遊牧民・浮花族の娘、紫蘭は、落とした毛糸玉を追いかける途中、穴から落ちてしまう。たどり着いた先は見知らぬ場所ーー100年前の百花国の後宮だった。そこで彼女は宦官・扶朗によって伝説の仙女・第八花仙に祀り上げられ、後宮の花蕾棟で王子、月季と出会う。月季は迫害されていた浮花族を守り、浮花族の国を守った、後に賢王とされる王子だった。が、今の彼は後ろ盾もなく冷遇されており、王太子になる気配は微塵もない。
やがて自分がこの国へやってきたことで歴史が変わってしまったことに気付いた紫蘭は、持前の弓の才能と行動力で、彼を王にするべく奮闘するが……?
時を駆ける仙女が歴史に立ち向かう、愛憎渦巻く中華風後宮ファンタジー!

■著者プロフィール
石田空(いしだ・そら)
大阪府出身。2017年『サヨナラ坂の美容院』(マイナビ出版)で紙書籍デビュー。著書に『神様のごちそう』シリーズ、『芦屋ことだま幻想譚』(全てマイナビ出版)、『縁切り神社のふしぎなご縁』(一迅社)、『吸血鬼さんの献血バッグ』(新紀元社)、他アンソロジーにも参加。