愚痴のすすめ

愚痴のすすめ
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「物事には表も裏もある」ということを前提に、
本音でぶつかることの大切さを徹底的に説く。
ただ、それで変えられることもあるし、変えられないこともある。
不都合が起こったら、たまに愚痴るのも悪くない。

日常の些細な出来事をベースに人の生き方をシンプルに問う一冊。
2016年に刊行された『さりげない許しと愛』(海竜社)を元に大幅に加筆修正いたしました。

(目次より)
第1章  老いゆくままに
■会えないままに終える人間関係
■「もう書けなくなりました」と微笑みたい
■新しい老後
■適当な時に死ぬ義務
■笑う種は身近にある

第2章 愛とは与えること
■晩年の最大の仕事は「許し」
■一枚のクッキーの幸せ
■生きる力の源となるもの
■人に幸福を与える三つの徳
■「好き」と「愛」は別次元のもの

第3章 日本人はどこへいくのか
■静かに己を語れ
■魂の高貴さを失った日本人
■「石原慎太郎」という謎
■日本人は本当に勤勉か?
■∞挨拶【あい さつ】をしなくなった日本人

第4章 逆境と愛の教育
■なぜ、『サウンド・オブ・ミュージック』に心を揺さぶられたのか
■公平と平等がもたらす残酷
■その時、親はどこにいたのか
■「悪」からも学ぶのが強さ
■郵便が暗示する病的な現実

第5章 安全な社会の残酷さ
■私は一度も安心して暮らしたことがない
■「ベスト」でなく、「ベター」を選ぶ知恵
■無能な生活者としての私
■「∞不如意【ふ にょ い】」に耐える訓練
■安全への発想力が問われる時代

第6章 ものごとには必ず裏がある
■現実は常にイメージを裏切る
■義援金を届けるという困難
■巧妙な寄付
■お金をねだる子供の芝居
■アフリカは偉大な教師

第7章 日本の生き残る道
■日本は「職人国家」として生きよ
■民主主義と「残りの世界」
■国の力には「徳」も必要
■総理の演説原稿はなぜ凡庸か
■幸運な日本の地理的条件