弔いのダマスカス

シリアの首都ダマスカスで、CIA局員が拘束された。ラングレーの工作担当官サムは新たな作戦を始動すべく、パリに出張中のシリア官邸職員マリアムに接触する。大統領顧問の参事官で数か国語を操るエリートでありながら、彼女には米国に協力する“理由”があった。やがてマリアムから化学兵器攻撃に関する情報が届くが、ダマスカスでは情報機関が新顔の大使館職員サムの存在をマークし始めー