サリー・ダイヤモンドの数奇な人生

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。ある日父が病気で亡くなり、言いつけどおりに家の裏の焼却炉で遺体を焼いたところ、警察が駆けつけ大騒ぎになってしまう(何かまずかったようだ)。マスコミが殺到するなか、赤い帽子を被って葬儀を終えたサリーは父が遺した手紙を開く。そこには人とかかわるようにという願いとともに、ある凄惨な事件の記録が記されていたー。