千の風になって 神尾重則遺稿集

千の風になって 神尾重則遺稿集
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医療、アンチエイジング、登山、ヒマラヤのドルポ、旅、テレマークスキー、俳句と短歌ーー
医師として執筆者として凝縮された神尾重則の後半生を綴る。

最近まで「医療」と「山岳」を生涯のテーマとして、さらにネパールの最奥地ドルポの医療ボランティアや山岳耐久レース「ハセツネ」の顧問ドクターとして活躍してきた神尾重則さん。
闘病を機に新たに起こした原稿も多く、生前から書き溜めた連載を含め、膨大な量の原稿が残っている。
本書は、長年地域医療に従事してきた医師がその過程で綴ってきた加齢に関する原稿と、一方で突然、自らがんに侵され闘病のなかで綴ってきた原稿をまとめた遺稿集。
大きく2部で構成し、発病前の既発表の原稿と発病後の原稿をまとめた。
1章「異形の山」だけは特別で、自身の病気を山になぞらえて綴られている。
以降は2章「憧憬のドルポ」はドルポへの旅と医療、3章「地平線の彼方」は旅やスポーツなどの随筆、4章「アンチエイジング」は健康と医療の新聞に執筆したもの。
後半の5章「がんの考察」、6章「がん闘病記」、7章「俳句と短歌」は発病後に執筆されたものである。
口絵に「ドルポ紀行」を掲載