本好きオメガの転生婚〜運命のつがいは推しの王子さまでした〜
ブラック企業に勤めるオメガの奏歌はある夜、駅の階段から転落。目覚めると読みかけの本の世界にいた。城の奥にある予言の間で倒れていた奏歌を助けてくれたのはアッシュブロンドに紫の瞳を持つアルファの王子・キール。主人公の兄でいずれ継母に毒殺される人物だ。彼は不安に揺れる奏歌を不器用だけど真っ直ぐな優しさで守ってくれる。惹かれ合い、互いを運命の番だと確信する二人。奏歌は自分だけが知る小説の知識を生かし、キールを悲しい結末から絶対に救うと決意して──!?