文庫 ペットが死について知っていること

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動物の感情世界をめぐる科学は昨今大きな進歩を見せていますが、
彼ら彼女らが自身の死、また飼い主との別れについてどう認識しているのかという、
私たちを悩ませる最大の問題については、明確な答えは出ていません。
また、飼い主が動物との別れにどう向き合えばいいのかという
「最期のとき」にまつわる問題も、難しい課題です。

それらの問いについて、動物の心の問題の第一人者が、
動物と人間の多種多様な交流の例を通して核心に迫ります。

<目次より>

はじめに 死の天使との遭遇

序論 人間は動物の死を悼む動物である 

1  人間と犬は一心同体か 
2  ただひとつの欠点ーー別れが突然すぎること
3  輝きが消えるときーー犬の最期
4  猫は最期を知っている 
5  別れのとき
6  野生の友を悼む
7  悲しい別れーー子供とペット
8  友を食するべきか
9  世界の路上で生きる犬たち
10  絶えゆく光に向かってーー悲嘆の心理
11   もう犬も猫も迎えない……つもりだったけれど
12   癒しの儀式ーー亡き動物たちを刻む

結論  果てない悲しみを抱いて