ブラジル文学傑作短編集

ブラジル文学傑作短編集
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人種・階級・ジェンダーの壁に阻まれる「私」の声
少女の視点から世界の残酷さとシングル・マザーの寄る辺なさが浮かびあがるアニーバル・マシャード「タチという名の少女」、逃げだしたいと口にする褐色の肌の女とそれを引き止めようとする男をみずみずしい筆致で描き出すマルケス・ヘベーロ「扉を開けてくれたステラ」ほか、20世紀ブラジル社会の活力と喧噪を伝える全12篇。
アニーバル・マシャード
 タチという名の少女
 サンバガールの死

ジョズエ・モンテロ
 明かりの消えた人生
 あるクリスマス・イヴに

リジア・ファグンジス・テーリス
 蟻
 肩に手が……

オリージェネス・レッサ
 エスペランサ・フットボールクラブ
 慰門

ハケウ・ジ・ケイロス
 白い丘(モーホ・ブランコ)の家
 タンジェリン・ガール

マルケス・ヘベーロ
 嘘の顛末
 扉を開けてくれたステラ

ブラジル独立二百周年にあたって 
訳者あとがき