幸田露伴の「知」の世界

幸田露伴の「知」の世界
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露伴は読書を創造的な行為として捉えていた。露伴の読みかえの方法を読み解き、近代日本の言説の中での露伴テクストを位置づける。
凡例
はじめにーー書を読むは猶文を作るが如し
第一部 「制度」からの逸脱
第一章 「法」と「幽霊」-「あやしやな」
第二章 「美術」の季節ー『風流仏』
第三章 錯綜する「知」と「力」-「いさなとり」
第二部 合理的ならざるものへの眼差し
第四章 伝説と現実ー「新浦島」
第五章 〈煩悶・格闘〉する詩人ー「心のあと 出廬」
第六章 「詩」の行方ー「天うつ浪」
第三部 「幻」をめぐる談し
第七章 「移動」と「境界」-「観画談」
第八章 「境界」に挑む者たちー「魔法修行者」
第九章 〈言〉をめぐる物語ー「平将門」
第十章 香から広がる世界ー「楊貴妃と香」
むすび

〔資料編〕
初出一覧
あとがき
人名索引