家康最後の日々

家康最後の日々
楽天で購入 Amazonで購入
室町時代が終焉し、江戸時代へ至る動乱の世に生きた数多の武将たち。関ヶ原の戦いで、ついに家康が勝ち名乗りをあげる。天下人となった家康は、戦いのない天下泰平の国、共存共栄の世界づくりに邁進する。

これまで徳川家康をめぐる多くの著作が、関ヶ原の戦いまでの、織田信長・豊臣秀吉と続く、戦国の日本を統一へと導く「武将としての姿」、数々の戦いの場面を描いているが、武将としての家康はそこで終わる。そこから「政治家としての家康」が始まるが、それらはほとんど触れられてこなかった。本書は、家康の国内の秩序の安定策、スペイン・オランダ・ポルトガル・イギリスとの貿易を機軸にした交渉、キリスト教対策、等々を丁寧に調べ上げ、この世に泰平を開こうとする人間家康の矜持に迫ります。
第一章 慶長十四年(一) オランダ人来航   
第二章 慶長十四年(二) スペイン船漂着
第三章 マドレ・デ・デウス号事件    
第四章 慶長十六年 家康最後の大勝負
第五章 慶長十八年 終わりの始まり
第六章「さらばじゃ」