地下で生きた男

地下で生きた男
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無実の殺人の罪を着せられて警察の拷問を受け、地下の世界に逃げ込んだ男の奇妙で理不尽な体験。
20世紀黒人文学の先駆者として高い評価を受ける作家の、充実期の長篇小説、本邦初訳。重要な中短篇5作品を併録した、日本オリジナル編集!

おまえは無実だが有罪であり、咎【ルビ:とが】はないが告発され、生きているが死ななければならない。そして、威厳ある人生を送る能力を持ちながら、屈辱の一生を生きなければならず、見たところは合理的な世界に生きているようでいながら、完全に不合理な死を遂げなければならないのである。
(「地下で生きた男」より)
地下で生きた男
 第一部
 第二部
 第三部
中・短篇集
 川のほとりで
 長く暗い歌
 でかくて親切な黒人さん
 何でもできる男
 影を殺した男
編訳者あとがき