落ち穂ひろい

落ち穂ひろい
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90歳を超えた歌人の回想エッセイ。
 恩師を思い起こし、歌友を訪ねる。順三がいて、啄木がいる。
 一瞬、つかの間の邂逅があれば、ついに会えずじまいの人も。
 だがそれでも、人生が灯った。
 回想は、過去の時系列に規制されながら、同時に「現在」と「未来」を抱えている。
【目次】
はじめに
恩師の幻
パン袋と手塚英孝さん
「山口民報」の思い出
伊藤桂一さんのこと
外岡秀俊さんのこと
北原隆太郎さんのこと
はるかな山河
忘れ得ぬ二人の歌人
岡本文弥師匠のこと
諏訪高島小学校
韮生の山峡ー吉井勇の渓鬼荘
啄木とユーラシア
 プーシキンへのまなざし/「マカロフ提督追悼の詩」/マカロフと広瀬武夫/トルストイのマカロフ批判と啄木 
合同歌集『台風圏』のこと
山川登美子の墓
銀座のキツツキ
錦のこころと思いやり
あとがき