照らし出すものたち 這子編

照らし出すものたち 這子編
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<この物語は、這子という認知システム(周囲の現象や出来事に対する感じ方や思考方法の仕組み)を育成してきた成育環境のようなものを描くという目的のもとに、現在の観点から構築された物語であり、解説書ではない。>

著者の見てきた風景に溶け込んでいた愛すべき犬猫、動物たちー
独特の視点で綴る自己物語


『そもそものきっかけは、買い物かごをさげて家を出るさい、クリの姿が見えたので、「いっしょに来るかい?」と声をかけたことからはじまった。「ミャオー」と答えたかどうか、振り向くとほんとうについてきていたからびっくりした。』-[白猫のクリ]より
もくじ
プロローグ〜自我単位(こころを示す単位)
第一章 生育環境 - 宮倉 -
 幼女の原風景「宮倉」
 初めての犬、スピッツのリリー
 赤茶毛の雑種中型犬、エス
 白猫のクリ
 エピソード棚卸し
第二章 結婚環境 - 九州 -
 脳内パルスの誤作動
 下半身不随の二代目クリ
 ミニダックスフンドのアベルと花子
 赤茶毛の雑種中型犬、アンネット
 アンネットとゴースト
 手のりインコのチーコ
 アンネットとの別れ
●小休止●〈田の字〉の家のひととき
 雨宿り
 吠日之怪(はいじつのかい)
 一〇〇円ケーキ
 かあさん行ってくる
 赤い靴
第三章 新実効環境 - アメリカ&三島 -
 娘の愛猫スバル
 公園の猫家族
 ワトソンとの邂逅
 タイシャの参入と逃走
 写真のなかに帰っていったワトソン
 白い風
エピローグ〜幼女のそのあと
あとがき〜母の手記

●イラスト 横山多枝子
●装幀   仁井谷伴子
言葉の森

せせらぎ出版

言葉の森

横山 多枝子

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