心の花園に一輪の花

心の花園に一輪の花
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俳句では伝えきれないもの。 それは、研ぎ澄まされた言葉に昇華される前の、雑然とした心の温もりである。 圧縮されダイヤモンドとなる前の、炭素としての人の輝きである。 魂の輝きも人の喜びや悲しみも、ここでは人の温もりを持ったまま、言葉に庭で踊っている。 十七文字では表しきれない思いを、糸を丁寧に編み込むように仕立て上げた、著者の初期を代表する随筆集。
[目次]
美しい女性
生命の輝き
「心を耕す」根
床の間の本
豊かさの中の貧しさ
心優しい風景
話し言葉
女 教 師
「許す」こころ
同 居 人
ぼくのお嫁さん
誕生日の贈り物
たえず進むべきである
幸福な時間
一万一冊めの本
充足の刻
障害児教育
ヒトリシズカの花
母 の 日
優しい眼差し
エゴの花
花の季節に ──歌人・上田三四二──
心の花園に一輪の花 --人としても美しくーー
あとがき
著者略歴