新版どこ行っきょん 短歌おまけ

新版どこ行っきょん 短歌おまけ
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「若い頃は、しばしば「おまえ、どこ行っきょん」(どこへ行きつつあるのか)と、少年時代を過ごした阿波の徳島弁で自分に問うことがあった。--(本文より)」
腹を空かした少年時代(1)、東京へ出てきた青年時代(2)、我を忘れて働いた壮年時代(3)を綴ったエッセイに、老年時代になってふと目覚め詠んだ短歌作品(4)のうち、自伝ふう作品をチョイスして収録。文庫版で送る著者初の自分誌です。
1 腹を空かして
どこ行っきょん
入道雲
歌謡曲で育った
腹を空かして
充満の快
積み木で字を覚えた
初めて買った本
たった一度のキセル
デラシネの如く
女体の美
ええのん買うてやる
幻の国民学校
胸に突き刺さっている歌
本が好きな子ども
深夜の頭の旅

2 東京へ出て
あの一言
奇遇1
奇遇2
ミノル
東京へ出て
初めてのコーヒーその他
ゲルピン時代
小説落選
就職のこと
社会人第一歩
社会人第二歩
アマチュアの特権
レイアウト
橘君にもらった猫
メモ哀話
自分だけの体験
伸びる新人
タバコをやめた
ザッチョマン
飽きっぽいか
スポーツだめ
たとえば、料理人
おれも職人だ
プロ根性

3 我を忘れて
“長のつくもの”
 閉店閉口
独り酒讃歌
本を読む場所
あれはどうなったか
たまには本格読書
大いなる世代
遠くが見たい
アラン・ドロンから余談へ
男も喋りたい
樹木讃
朝の公園ベンチで

4 ふと目覚めて…短歌おまけ
ここに至りて
家族の記憶ー大阪に生まれて
郷里、徳島ー疎開先
あの日々-大学進学
ホの字
著述生活
博報堂、リクルート、大学非常勤講師
わけても、リクルート

あとがき
新版あとがき
エディターズ・ノート