ドイツ語圏のコスモポリタニズム

ドイツ語圏のコスモポリタニズム
  • レーベル

  • 出版社共和国
  • ISBN9784907986049
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「よそもの」たちは、世界とどう関わってきたのか?
ユダヤ文化、カント、ロマン主義、テオドール・フォンターネ、トーマス・マン、エルンスト・ブロッホ、ハンナ・アーレント、さらにイルマ・ラクーザや多和田葉子まで。地域・空間・時間を超えた「コスモポリタニズム」(世界市民主義)の理念はどのように形成され、議論されてきたのかを問う気鋭の研究者8名による論集。
執筆者=菅利恵(京都大学教員)、高橋優 (福島大学教員)、西尾宇広 (慶應義塾大学教員)、磯崎康太郎 (福井大学教員)、山室信高 (東洋大学教員)、吉田治代 (立教大学教員)、渡名喜庸哲 (立教大学教員)、新本史斉 (明治大学教員)
3600円+悪税
はじめにーーコスモポリタニズムと「よそもの」(菅利恵)

第1章 「永遠平和」への道ーーヴィーラントとカント(菅利恵)

第2章 「詩的国家」と「世界共和国」--ロマン主義におけるコスモポリタニズム(高橋優)

第3章 「世界文学」の十九世紀ーー「多様性における統一」の理念をめぐって(西尾宇広)

第4章 十九世紀後半におけるコスモポリタニズムとフォンターネ『エフィ・ブリースト』(磯崎康太郎)

第5章 「我あるところドイツあり」--トーマス・マンのコスモポリタニズム(山室信高)

第6章 歴史への遡行、世界市民的介入ーートレルチとブロッホ(吉田治代)

第7章 ハンナ・アーレントとコスモポリタニズム(渡名喜庸哲)

第8章 二十一世紀の越境する創作者たちが描く、もう一つのコスモポリタニズムーーなまり、言い間違い、同音反復、そして翻訳(新本史斉)
  
おわりにかえてーードーロホフの目(菅利恵)
 
 
ドイツ語圏のコスモポリタニズム 略年表