夢の途中

エッセイ集。
本書は「生き方を教えてくれた人々」をテーマに編まれている。 その全体から逆に作者自身のすがたが鮮やかに浮かびあがる。それは、 苦しむ人、悲しむ人とともにあろうとする、ひたむきな姿だ。「ともに いること」は最も大切な愛のかたち。それを実行するのは容易ではない。 作者は、国内はむろんのこと、タイやハワイへも必要とされる度にためらうことなく 飛んでゆく。本書を読む人は誰もがそのフットワークの見事さに息を呑むだろう。
はじめに　　
第一章　ニシパと呼ばれたロマンチシスト　渋谷正勝さん　　
第二章　夢想庵に生きる笑顔の悦子さん　　高橋悦子さん　
第三章　世界を跨ぐセラピスト　サムエルズ・ケイコさん　　
第四章　ホノルル「潮音詩社」の歌友　　　
第五章　ミモザの風に吹かれて　市原賤香さん　　
第六章　面影を乗せて　佐藤哲美さん　
第七章　アオギリのララバイ　山田真喜子・マゴナラさん　　
第八章　エッセイ　　
　私の人生の2ステップは北海道から　　
　 新墾短歌会
　抒情のための自然学ー自然界の調和と短歌　　
　戦争詠是皆遺言
ミニエッセイ　　
あとがき