若松賤子の生涯とその文芸

若松賤子の生涯とその文芸
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幕末から明治にかけてのすさまじい戦乱の中で物心つき、32年という短い生涯に稀有な足跡を残して駆け抜けた若松賎子。会津の士族の娘として生まれ、ミッションスクールの寄宿舎で暮らし、学んだ彼女は、まさに英語と日本語のバイリンガル教育で育つ。何を見聞きし、考えたのか。彼女の成長過程をたどりつつ、その作品の中に、キリスト者として彼女が追い求めたものを明らかにする。
はじめに
第1部 若松賤子の生涯
  一 人間の「罪」
  二 女性宣教師キダーとの出会い
  三 自立
  四 「花嫁のベール」
  五 「大日本帝国憲法」と「天賦人権論」の対立 
  六 若松賤子の死
  七 若松賤子に影響を与えた人々
  八 その後の巌本善治と明治女学校
第2部 若松賤子の作品
  はじめに 
  一 第一期 詩の翻訳、創作
  二 第二期 長編の翻訳、翻案の時期
  三 第三期 創作
第3部 若松賤子の生きた時代 --幕末から明治にかけて
  一 明治政府
  二 森有礼と大日本帝国憲法、学校教育
  三 会津のキリスト者
おわりに