【POD】甲府物語

【POD】甲府物語
楽天で購入 Amazonで購入
ホラー界の鬼才、飯野文彦による甲府を舞台とした幻想短編集。現実と幻想、「私」と他者を自在に往来し、独特の酩酊感が読者を惑わす。SF Prologue Waveで発表した作品を中心に、書き下ろしを含む一六編の短編作品を収録。
甲府生まれの評論家、宮野由梨香による解説付き。

『このホラーがすごい!』国内編で、大手版元からの並み居る話題作を差し置いて、15位にランクイン。話題沸騰!
読み巧者からの絶讃の数々が寄せられています。

「著者の暮らしと怪奇幻想が溶け合い、私ホラーとも言うべき独特の読み味を醸し出す」
--香月祥宏氏(「SFマガジン」2023年12月号)

「ページが捲くられ物語が語られるに連れて『甲府物語』という構造物はその姿を巨大化させていくのである。稀有な読書体験がここにある」
--小池啓介氏(「ミステリマガジン」2024年1月号)

「読んで面白かった作品」
--細谷正充氏(『このホラーがすごい! 2024年版』)

「ホスピタリティーあふれるご当地密着ホラー。独特の作風だなあ、と大いに感心した」
--小山正氏(『このホラーがすごい! 2024年版』)

「地方に根を張った異能の怪奇幻想作家による個的な創作活動の精華」。
--笹川吉晴氏(『このホラーがすごい! 2024年版』)

「語りの段階的なひねりが、山梨という土地の固有性と見合う」
--岡和田晃氏(『このホラーがすごい! 2024年版』)

【収録作品】
「暗闇から」
「始発バス」
「縁日」
「甲府 お盆」
「影を喰らう」
「甲府日記」
「消えたおやつ」
「散歩」
「侵蝕」
「六十年タイムマシン」
「落花生」
「いない世界」
「甲府日記・四景」
「酔芙蓉」
「骨壷」
「甲府物語」

飯野文彦
山梨県甲府市出身。
一九八四年、『新作ゴジラ』ノヴェライズ(共著)(講談社)にてデビュー。以降、多数のゲーム・映像作品のゲームブックやノヴェライズ等を手がけ、やがてオリジナルのライトノベル、ホラー、SF作品を手掛ける。2007年(平成19年)には、『バッド・チューニング』が第14回日本ホラー小説大賞長編賞の候補となった(受賞作なし)。

【主な著書】
『アルコォルノヰズ』(角川春樹事務所)※
『惑わしの森』(祥伝社)※
『ハンマーヘッド』(TO文庫)※
『怪奇無尽講』(双葉社)
『バッド・チューニング』(早川書房)※
『黒い本』(竹書房)※
『黒い本2』(竹書房)※
『黒陰』(竹書房)
『影姫』(角川書店)※
『飯野文彦劇場』シリーズ(e-NOVELS)※
『七罪消し』(アドレナライズ)※
『ゾンビ・アパート』(河出書房新社)
『幻視の本1 悪七夜』(惑星と口笛ブックス)※
『酩酊奇譚シリーズ(全3巻)』(アドレナライズ)※
『卵を売る女』(アドレナライズ)※
(※印は電子書籍があるもの)