つれづれの記 古希にこんなの書いちゃいました

つれづれの記 古希にこんなの書いちゃいました
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「こんなの書いちゃいました、おばさんは行く」から十年の歳月が経ち、このたび古希記念として、パート二を出版することとしました。
 あれから十年。「おば行くパート一」の、「まえがき」を読み返してみますと、二〇二〇年開催予定の東京オリンピックの誘致決定がされた高揚感が思い出され、当時の安倍首相と私の生年月日が同じことなどが嬉し気に書かれています。そう、何となくカラ元気だったのかもしれませんが、十年前は、私自身が今よりずっと元気でした。
 そしてその後の十年の間に、安倍首相は凶弾に倒れ、東京オリンピックはコロナで一年延期、しかも無観客。開催後には運営や体制の不正が発覚し多数の逮捕者を出すなど、社会の闇が噴出しました。
 しかもあの三年間のコロナ禍。不要不急の外出を避ける、手洗い、マスクの着用をする、集団生活が規制され、職場や学校の対面生活の規制など、多くの不自由さが要求されました。マスクの下の顔がわからないので、マスクを外した今も、
まだ慣れない顔に戸惑っている自分がいます。
 2023年にようやくコロナが五類感染症に移行し、規制が緩和され、電車の中でもマスク顔の方が減り、海外からの旅行客も戻り始め、観光地は活気を取り戻しています。
 何だったんだろうと思うようなこの十年間でしたが、古希七十歳を無事に迎えられたことに感謝して、私は、今一度、書き足らなかったエッセイや、趣味となった俳句のつれづれ、小さな物語などを盛り込んで、人生最後の一冊を上梓してみたいと思います。
エッセイ
  モノ言う電化製品
  セコムに捕獲されました
  定年退官を祝う会
  進化するキーウイフルーツ
  懐かしの屋上遊園地
  ピザ、食べたくなってきました
  あのときこれがあったなら(携帯電話)
  あのときこれがあったなら(ストレートパーマ)
  韓流ファンミーティングに行ってみました
  祝ベルばら五十年
  霊柩車

階段が紡ぐ小さな物語
  箱階段
  螺旋階段
  階段教室
  階段掃除
  階段下の異空間
俳句と私(俳句のある風景)
  父と母へ
  山本初枝先生に捧げる 
  葬式はお祭りである
  同郷の自由人 尾崎放哉
  車窓からほっこり
  ゴルフとタカラヅカ大好きの私
  俳句は受け手の自由詩
  俳句三十句 とりどりの
あとがき